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「はぁ、こちらこそ。って霧雨? じゃあもしかして霧雨道具店の人なんですか?」
ちなみに霧雨道具店とは、人里で一番大きい道具屋で、香霖堂の霖之助さんも昔勤めていた場所である
「あー・・・それはまあ、今はそんなことはどうでもいいぜ。」
魔理沙さんは何処かばつの悪い感じでそのはなしを切ってしまった。まあ本人が嫌なら無理に追及する必要はないだろう
「さっき妖怪退治してきたんだろ。やるじゃないか、流石は霊夢の弟子ってとこだな。」
褒められるというのは素直に嬉しいものだ
「そんな・・・あっ、そういえばあなたに事の原因を聞いてなかったわね。」
私は後ろにいた例の妖怪少女に向き合った
「何であんなことしたの。もし私じゃなくて神や上級妖怪だったらどうなってたことか・・・」
「神だろうが何だろうが泥棒は絶対つかまえるべ!」
「泥棒って、どういうこと?」
この話を聞いていけば事件の真相を知れるかも
「この前私が昼寝してたらその間に私の大事な宝物が盗まれてたんだべ。だから犯人はまた盗みに来ると思ったんだべ。」
事件の内容を記すとこうなる
妖怪少女は昼寝していると大切な宝物が盗まれてしまった
少女は宝物を取り返すため自分の縄張りに近付いた者に無差別に攻撃をした
その行動を止めるために私が駆り出されたわけだ
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