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こんなにリズム感の無いやつ久しぶりに見たな~;
「晴日……。運動音痴だろ?」
「良くご存知で;(笑)」
笑ってる場合ぢゃねーだろッッ
…と、突っ込みたいが、女には優しくが俺のモットーなので
「シェイカー持って、俺と同じ動きしてみて?」
そぅ優しく言って、俺を手本に一緒に振らせた……が…
――ゴスッッ!!
「出だしからズレてんじゃねーよ!;」
シェイカーを晴日の脳天目掛けて振り降ろした。
普段、女にはこんな事しないが、あまりの鈍くささに素が出てしまった;
「…って、痛い!チョー痛いんですけど!?(涙)」
涙目で抗議してくる晴日
子供みたいだな…と、少し可愛く思った時。
外からこちらを見てる人物が視界に入った
「あっ、高志さん!」
グリーンのスタッフの高志だったので手を振った。
「高志?」
晴日も気づき入り口に向かう
「高志、こんなとこで何やってんの?」
「ヒマだから散歩してた」
?高志さんが散歩?
首を傾げてるとチラッと俺を見るとすぐに晴日見て
「楽しそうだな」
その行動に少し違和感を感じた
「うん、オーナー良い人だし楽しいよ♪
あっ、今ね宗治にシェイカー教えてもらってたんだ」
……ちょっと待て;
「良い人の中に俺がいなかったんだけど…
ってか、高志さん!
晴日ありえないくらいリズム感無いんですよ!?」
「宗治、見たら分かるだろ?」
いたずらっぽく言う高志さんは、やっぱり雰囲気がいつもと違う…
そぅ思っていたら、お客さんらしき女の子が来たので仕事に戻った。
外を振り返ると
「―ッッ!?」
は…晴日の頭をコツン!?
ありえない…あんな高志さん;
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