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え~と…
「タマゴサンドセットをコーヒーで、あとビーンズサラダ下さい」
仕事前に腹ごしらえしよぅと、駅前のカフェに入った。
「珍しいね、サラダなんて?」
週3くらいのペースで来てるので店員とも顔なじみ
「アユちゃんも食べた方がいいよ♪豆は女性の体にも美容にも良いから、もっと可愛くなるよ!」
ニッコリ笑うと、アユちゃんは顔を赤くさせながら
「ありがと、食べるね///」
あーゆー言葉はサラっと言えるんだよな……
まぁ、仕事の延長線でだけど。
プライベートでは言えないな。
席につき、サラダをつつきながら
「豆…マメ…まめ……」
マメは、女性の心にも良いってか。
――――――
「おはようございま~す」
店に着くとオーナーが
「おはよぅ宗治、今日から新人さん入るからよろしくな♪」
「えっ!?今日から新人?」
「グリーンのマスターの紹介でね!
経験者だから急遽、今日から入ってもらうことにした。」
「若い!?可愛い!?俺的には頭撫でたくなるよーな子が希望なんですけど♪」
オーナーにあれこれ質問していると
「おはよぅございます。可愛くない三十路女で、すみません」
奥から笑顔のだけど、目は笑って無い女が現れた。
「「………!?;」」
マスターと俺が驚いて固まっていると。
女は「どーも」と、頭を下げ
オーナーが
「えっと……
晴日ちゃん、スタッフの山本宗治-ヤマモト ソウジ-
こちらは中原晴日さん!」
と、お互いを紹介してくれた。
俺はヤバイと思いながら…
「よろしく」と、言うと
女は営業スマイルで
「よろしくお願いします」
と返してきた。
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