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さっきはマズったなぁ~…;
制服に着替えながら少し反省中
でも三十路の割には見た目若いよな~…同じくらいかと思った。
店内に行くと、ウロチョロしている晴日がいた。
その動きはまるで…
ネズミ?
そぅ頭をよぎったが、しまい込んで話しかけた
「営業は18時から一応24時までだから」
晴日は俺に気づき
「カフェっ聞いてたけど、夜カフェだったんですね」
「知らなかったのかよ!?
グリーンのマスターに何も聞いてなかったんだな;」
「なんとなく勢いで紹介されたから(苦笑)」
マスターもマイペースだけど、こいつもかなり……;
晴日はメニューをペラペラめくりながら
「でも…あたしこの店の雰囲気や、料理内容好きです♪」
そぅ言って今度はちゃんと笑ってた。
「それは良かった♪」
と、オーナーが笑顔でキッチンからホールを覗いていた
「晴日ちゃん、宗治に色々教えてもらってね!
あとは頼んだぞぉ~」
オーナーは手を振って仕込みを始めた。
「山本くん、よろしくお願いします」
急に一礼してきた晴日がさっきとは別人みたいで可笑しくて
「そんなかしこまらなくてイイよ(笑)
晴日さんだっけ?俺のことは宗治っ呼んで!
あと話すのに敬語使わなくてイイから、気楽にやろーよ」
「え?でも仕事上あたし後輩だし…」
「ぢゃあ俺、年下だけど晴日さんのこと呼び捨てで敬語使わないから!
これでフィフティーフィフティーな?
よろしく晴日(笑)」
「……よろしく宗治(笑)」
晴日の素の笑顔に安心した。
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