猩々緋

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「この島はやっぱり素敵だね。今度は遊びに来たいな。」 「うん。絶対また来てね!」 勢い良く返す茜の姿が可愛く、嗣也は思わず笑ってしまう。 笑われた茜は、気恥ずかしさと嗣也の笑顔で顔が熱くなるのを感じた。 鏡で見たら、猩々緋(しょうじょうひ)色をしているに違いなかった。
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