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ドドドドドッ… 低いプロペラ音を響かせ船が停まる。 茜は密かにこの船がいつ壊れるのか、予想していた。 慣れ親しんだ潮風が三人の背中を押す。 ここから三分も歩くと、三人が通う学校が見えてくる。 ここもまた、島だ。 茜たちの住む島よりも大きく、利便性にも富んでいる。
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