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あいつに迷惑をかけると
あいつがどこかに
行ってしまうと思ったから
「そう言えば…」
あまり思い出したくなかった
左腕をみた
不幸中の幸いと言うのだろうか
あまり傷は深くなく
絆創膏を貼るだけで良かった
何故自分がこうなってしまったのか
分からない
友達だっていない
家族にも見捨てられた
自分に生きる意味はあるのか
そうして選んだ選択肢は
夜に堕ちてしまうこと
繋がりが
欲しかったのかもしれない
愛情が
欲しかったのかもしれない
そうして手に入れたのは
この白い存在と
あいつの存在
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