嘘と真実

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1度だけ 命の無駄遣いをしようとして 多くの車が行き交う大通りに 身を投げようとした あとすこし… そう思った瞬間 私の手が引かれた あいつだった あいつとの出会いだった 「何してんの? こっちきな」 そうしてあいつは 見ず知らずの餓鬼に 説教をしはじめた 初めての事だった 最後にあいつは 私を抱き締めた 初めての事だった あいつは私にたくさん 初めてを教えてくれた
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