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「うわぁー、ちょっとれいた!髪の毛くしゃくしゃにすんなよぉ」
「お前の髪の毛ってふわふわしてるよなー」
「…」
部屋の隅できゃっきゃとしているのが二人。
それをじっと見つめるのが一人。
「ルキ?なにみてんの」
「!…あぁ、戒くん。いやなんでもないよ」
「そ?ルキは作業しなくていいの?」
戒が目線をやるほうを見ると、葵が真剣な顔でパソコンを見つめていた
(葵さん、麗のこと気になんないのかな…)
葵の元へ歩み寄るが、ものすごく真剣に画面を見詰めていてルキの存在には気づいていない様子だ。
「葵さん?」
「うわああああああ!?」
バタンッと音を立ててパソコンを畳み、それに覆い被さる葵。
「るきか…な、なに?」
「どうしてそんなにどもってんだよ」
エロ画像でも見てたの?と問われればぶんぶんと首を振り
「知らない女で抜くぐらいなら麗の太ももで抜くわ!」
「葵さん葵さん。真っ昼間ですから」
で、結局なにを見ていたんだと問い詰めれば渋々とパソコンを開いて画面を見せてくれる。
「…ガゼット…B、L?…麗総受け…?」
「声に出さない!恥ずかしいでしょ!」
「そんなもの見てる方が恥ずかしいよ葵くん」
会話が聞こえていたらしく戒が鋭くつっこむ
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