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「~~~ッ座袈じゃねぇッッ!!のほほんとッ!!場の空気が読めねぇのも、いい加減にしやがれッッ!!」
大声にビクリと肩を一瞬揺らすと、目を擦りのそのそと起き上がり始めた破紗喜を横目に、ジュシュを怒鳴った。
「ジュシュ、飯?旨い゙ッ!?」
アシュトンも呑気な声で呑気な事を訪ねている為に、矧の拳を一発食らった。
「………矧さん、どしたの?顔恐いよ?」
年相応の寝ぼけ眼と寝ぼけ声が矧の耳に優しく届いた。
「んァ゙?あ、悪ィ起こしちまったな」
「んー…ん。お腹空いた…」
こいつもかぁッッ!!…はぁ、と矧は溜息を吐いた、って感じじゃねぇかッ!!
「ジュシュが飯だとよ。食ってこい、款。」
矧はジュシュを人指し指で指すと、破紗喜に教える様に行った。
「矧さんはぁ?」
「俺はいらねぇから。」
「「ダメだろ(じゃの)朝ご飯は一日の基本だ(じゃの)」」
款とジュシュのダブる言葉攻め。
なんつぅーかかなりキツいな。
「だから矧さん一緒に食べるんだー」
「…はいはい解ったよ。で、アンタ等出てくんだよな?飯食って。」
「「矧(君)が一緒ならの(な)」」
ブチッ。
何かがキレる音が室内に一瞬響いた。
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