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この物語メイン視点は、龍崎 矧の目線でくり広がる物語である。
龍崎 矧。彼は才家と謡われる魔術師の名家龍崎家の跡取りとして生まれた。
そして彼が生まれてから云百年経った今、彼は立派な魔術師に成り上がった。
「矧さんッ!!今日はこれ教えて下さい。」
俺の元に来たのは款劉 破紗喜と謂う少年。
彼はサイレントスナイパー。まぁ無音殺人狂者だ、俺の暗殺を頼まれたのに見事失敗に終わって、何かなぁ。
弟子になったらしい。
正直面倒臭い。
「自分で調べろ。お前に素質はない、諦めろ」
「ヤだなぁ~素質が無いんなら尚更教えて下さいよー」
「…はぁ……」
てな感じでいつも押し問答を繰り返す。
面倒でイヤだけど。
この言葉が出ると俺はいつも溜息を吐いてこの場から逃げ去りたくなる。
逃げ去ろうとすると街の小さい男の子が泥沼に突き落とす様な言葉を発した。
「あー砂喜ちゃぁ又先生の事口説いてるの?」
「んーそぅー最近全然連れな…」
「ってちょっと待った、憐口説いてるって誰が誰を?」
「「だから先生(矧さん)を砂喜ちゃぁ(僕)が口説いてるって。」」
「………はぁ?」
一瞬青筋浮きだったな。はぁ…二人の顔が白い…
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