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「ぁーりえない。帰って寝る。じゃあな」
その場から逃げようと、睡眠を伝え森の方へ行こうとしたら、当たり前の様に彼も着いて来た。
(…着いてくんなよ…)
普通はそう思う。
小さく溜息を吐くと小さな湖についた。
初めて見る湖。
透き通る様に綺麗で美しい。
百合を一輪浮かばせたくなるほど美しい水面。
ただただ見とれる事しか出来ない彼等…彼等?
俺達の他に幾つかの視線が集まっている?
「…‥款…気配の数を読め」
「はい。」
彼も又以上に気付いた様だった。
「…矧さん三つ有ります。矧さんを抜くと二つ。」
「…二つ‥向こう岸と九十度辺りか…はぁ。」
面倒臭い非常に面倒臭い。まぁやるしかないよな。
俺は心の中で呪文を唱えた。
(フレアレイ)
狙いを定めた場所から光が上がった。
「あそ『待ちなさい。龍崎 矧』
俺の名前が湖の中から静かに響いた。
「何で俺の名前がッ」
最後迄言い終える迄行かず湖が淡く光り出した。
『納まりなさい、龍崎 矧。今武器を手にしたジュシュ・ルイーハ、アシュトン・レーダシンそして、款劉 破紗喜』
一斉に全員の動きが停まった。
様に感じた。破紗喜は武器をしまい俺の隣に待機し
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