39人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
他の者からは、殺意が消え失せた。
『いい子ですね。地の神の子供達よ。先ずは質問です、今この星で起きて居る異変を貴公方は知っていますか?』
俺と破紗喜は首を横に振ったが縦に振った者も居た様だ。
『知っている者はジュシュ・ルイーハのみですか。まぁ良しとしましょう。今から貴公方には旅に出て頂きます。』
「「「「はぁッ?!」」」」
他の顔も知らぬ者達も近くまで寄って来ていた様だ。
声が重なり、はっきりと聞こえた。
そんな者は無視だとでも謂う様に湖の変な人が話しを進めた。
『我が名はオパールこの星の一存者、そして湖の王。貴公方にこの世界の異変の調査と、修復を行って頂きたい。』
「…ヤだ。帰るか款眠い、寝ボケてんだきっと。」
「えっ?あ、はい。」
首を傾げながら破紗喜は着いて来た。
すると湖の水を掛けれた。勿論湖の王とか謂う奴にだ。
「冷たッ!」
青筋浮き立ち湖に振り返ると湖の王とか謂う奴を睨み着けた。
「矧さん?!」
驚いた様な声を破紗喜が上げると、彼が常備しているタオルで、俺に掛かった水を拭き取ってくれた。
「幻ではない事が、良うくわかったが、世界平和の為に動こうとは思わねぇ。」
最初のコメントを投稿しよう!