別れ・出逢い(プロローグ)

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他の者からは、殺意が消え失せた。 『いい子ですね。地の神の子供達よ。先ずは質問です、今この星で起きて居る異変を貴公方は知っていますか?』 俺と破紗喜は首を横に振ったが縦に振った者も居た様だ。 『知っている者はジュシュ・ルイーハのみですか。まぁ良しとしましょう。今から貴公方には旅に出て頂きます。』 「「「「はぁッ?!」」」」 他の顔も知らぬ者達も近くまで寄って来ていた様だ。 声が重なり、はっきりと聞こえた。 そんな者は無視だとでも謂う様に湖の変な人が話しを進めた。 『我が名はオパールこの星の一存者、そして湖の王。貴公方にこの世界の異変の調査と、修復を行って頂きたい。』 「…ヤだ。帰るか款眠い、寝ボケてんだきっと。」 「えっ?あ、はい。」 首を傾げながら破紗喜は着いて来た。 すると湖の水を掛けれた。勿論湖の王とか謂う奴にだ。 「冷たッ!」 青筋浮き立ち湖に振り返ると湖の王とか謂う奴を睨み着けた。 「矧さん?!」 驚いた様な声を破紗喜が上げると、彼が常備しているタオルで、俺に掛かった水を拭き取ってくれた。 「幻ではない事が、良うくわかったが、世界平和の為に動こうとは思わねぇ。」
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