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その日佐天は窓から外を眺めていた
気掛かりな事があったからだ
(あの時私は上条さんに好きな人がいるって言った)
(好きな人なんていないのに...?)
自分は嘘をついている
そんな気がした
(私の好きな人ね...)
『今日は24日だな...出席番号24番...』
『佐天、問7の答えを言いなさい』
(上条さん誤解してないかなあ...ん??何で私上条さんを気にしてるんだ・・・?)
『佐天ッ!!!』
佐天『は、はい!!』
『問7』
佐天『初春...教えて...って』
初春『ぐー』
佐天『爆睡ですかッ!!!』
『早くしろ佐天』
佐天『すいませんわかりません』
『ったく馬鹿は...』
...
初春『佐天さ~ん』
佐天『何?』
初春『なんかモヤモヤしてますけど...給食ですよ!!』
佐天『給食のメニューは?』
初春『ごはん、サバの味噌焼、ほうれん草の炒め物...』
初春『そしてマーボー豆腐です』
佐天『なかなかね....』
軽く微笑む佐天だった
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