古の使い魔と大罪

プロローグ

今から数百年前――。

人類と異種生物らは大規模な争いをした。

魔力を得た人々は"魔法"と呼ばれるものを使い、火や水、風などを操り異種生物に放っていく。

異種生物もその魔法により数は減るものの勢いは止まらず、魔力が尽きた人間を片っ端に食い荒らしていた。

だが、そんな人類を束ねる人物"ら"が現れ、各自自らの命と共に異種生物を葬り去った。

炎の英雄。水の英雄。風の英雄。氷の英雄。雷の英雄。闇の英雄。光の英雄。

それぞれの魔力が最も優れた英雄達が放った自信の命を代償にした大魔法。

これにより異種生物の勢いにストップを掛け、人類はひとまずの勝利を得た。

この大魔法により、後に彼らは英雄と称えられ、その功績は現代まで語り継がれている。

その大規模な争いは"天の涙"と称され、現在生きる人々に希望を与え、各国の"騎士団"。各拠点の"ギルド"。東の魔法学園"ムーンクルス学園"。西の魔法学園"ソールクルス学園"に所属する人間に希望をもたらしている――。