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ボクは家の中で一番大きなリュックサックを部屋の押入れから取り出した。
そしてそこに水と食料を詰め込む。
ボクは鼻からたくさんの空気を吸い込み、気合いを入れる。
「海なんて‥海なんて泳いでしまえば良いんだ!」
誰も居ない部屋に声が響き渡る、だが反応する者はいない。
そんな事にももう慣れた、ボクは玄関へ行き一番丈夫そうな長靴を履き、ドアノブに手を掛ける。
「僕は全てを変えてやる!」
ドアノブを右に軽くひねり、勢い良く扉を開けた。
そしてボクは未知の世界への第一歩を踏み出した。
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