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食器棚からいつの間にか家にあったプラスチックのコップを取り出す。
そして冷蔵庫から牛乳を取り出し、コップに注ぐ。
それをテーブルの上に置いて、全ての準備は整った。
背もたれに鳥の彫られた木製の椅子に座る。
牛乳を一口飲んで口の中を潤して、お待ちかねのパンを一口頬張る。
これが毎日の日課。
この後はお皿を洗って、近くの川へ洗濯しに行く。
その後は特にする事がないからお昼寝、起きたら晩御飯の準備。
こんな感じに一日が終わる。
「僕はこんな生活に満足はしていない」
とは言うものの他にできることもない。
遠くへ出掛けてみてもあるのは海だけ、どこに行っても海があってそこから先に進めない。
生きるためにこんな生活をしているけど、何で生きてるのかわからない。
何もないのに生きてるのはどうしてだろう‥。
ボクがそんなことを考えていると、もうオヤスミの時間。
ボクの唯一好きな時間、無限の世界へ行く時間。
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