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二階に上がりボクだけのボクの部屋に行く。
部屋のドアにはどこで覚えたかもわからない言葉で『ボクの部屋』と書いてある。
中に入ると正面に大きく白いフカフカのベッド、右側には木製のタンスといつからあるのか分からないオモチャのたくさん入った箱がある。
左側には大きな窓、夜はここから観る星が綺麗なのだがもう見飽きたらしい。
タンスを開け、可愛らしい熊の顔が背中に付いたパジャマを着る。
そしてオモチャ箱からお気に入りの熊のぬいぐるみを持ってベッドへ。
ボクは眠たそうに目を擦りながらベッドの中に入ると、数分もしない内に寝息を立てた。
静かなボクの部屋に響く寝息と外からのセミの鳴き声。
開けっ放しのタンスに脱ぎっぱなしの服。
そんなどこにでもあるような部屋の中、ボクは夢の中へ‥。
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