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中沢は途中、運転しながら2ヶ所くらいでここが何で、ここは何と指差して見せたが、すでに深夜の時間帯に入りつつある街は真っ暗で、正直何もわからなかった。
「もう遅いからこれくらいにして戻ろう。」
と独り言のように言うと中沢は自分の家に向かった。
「ちょっと買うものがある。」
そう言って薄暗い感じのコンビニに車を停めた。
私も一緒に降りた。
中沢は煙草と炭酸水を取り
「なんか欲しいものある?」
と私に聞いた。
飛行機で喉が渇いていたのでジュースを買って貰った。
「もう、すぐ近くだよ。」
と言いながら車に乗り込んだ。
言葉通り、1、2分で中沢の家の駐車場に着いた。
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