6カ国機密会議

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それを聞いたロカ以外の四名が怪訝な表情をする。 もちろん、だからと言ってどうでもいいと突っぱねる訳にもいかず、おずおずとカーシュが質問をする。 「人類滅亡日記とは、ノストルダムスが書いた信憑性の低い予言書、でありましょうか」 「いかにも」 老人はゆっくりと頷くが、やはりこの場にいる皆は何故ここで?という考えが拭いきれていない。 「しかし、それについての話はもう片付いたと聞かされてきましたが」 何故このような言い回しなのかというと、彼女はその時はその場にいなかったからである。 この若さだから仕方ない。 「それがよお、そう楽観的じゃいられなくなって来たんだよなー、ガルモさんよ」 と、ここで突然ロカが口を開いた。 ここにいる全員がロカに視線を合わせる。 「あんた、裏でなにコソコソやってんだ?」 「貴様、一体何故、知っている」 瞬間、ガルモは目を細めてロカを睨み付ける。 「俺がそれをむざむざ明かす訳がねえだろうが、それより本題の方を進めてくれよ、そっちの方は俺も気になる」 「はっ、どうだかな」 ガルモは鼻をあかし、相手を嘲弄するように見ていたが、しびれを切らしてたのか、はたまた違うのか、視線をずらして、語り始めた。
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