歌への思いを風に乗せて

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千年公「行かせませんよ♥」 風「千年公。」 ラビ「何でさ。」 アレン「彼女は逃げません。せめてお兄さん達と合わせてくれても…」 千年公「甘いですね♥アレン・ウォーカー♥彼女は私達にとって必要なのですよ♥連れて行かれたら困るんです♥」 神田「つまり物扱いか。」 千年公「………、そう言う事です♥」 風「ラビ、神田、アレンくん。有り難う。私は良いの、皆出ていって。」 ラビ「だが。」 風「迷惑なの!お願い……一人にして…千年公も。」 神田「ああ、そうかよ。勝手にしろ!」 アレン「神田!分かりました、貴女の気持ち。」 ラビ「(椅子に座らせて)最低さね。」 千年公「風、何かあったら言いなさい。(パタン)」 風「う、ヒック。(泣き始めて)……これで…、これで良いのよ風。もう、誰も傷つけないわ。」 風「けど、どうして?胸が…痛い。ヒック。」 祈り続ける事、それはとても悲しい それでも私は歌い続ける この海にこの空に 私の思いを乗せて、船は行くの 祈りは平和の形になり、二つが一つになり 坊やどうか、ゆりかご中で眠りについて 風「歌を歌っていると楽だわ。」 __
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