悲しみの果てに

その頃の不知火達

〈教団：管理人室〉
コンコン

空「はい。開いてますよ？」
不知火「よう、空。」
空「兄さん。入って来ちゃ駄目だと言われてたでしょ？」
不知火「それもそうだが、それより風の事何だが。」
空「風の事？」
不知火「実はラビ、神田、アレンの三人がノアの方舟に行ったらしい。」
空「それでどうなったんだ？」
不知火「風が拒否したらしい。」
空「！そうか。風は何て？」
不知火「迷惑…、だってよ。」
空「本当に嘘が下手だね。困ったらそのセリフをはくよな。」
不知火「ああ。まだ待つ気はあるか？」
空「勿論。兄さんは？」
不知火「俺もある。だから、風が何時でも帰れるようにしないとな。」
空「うん。それと兄さん。」
不知火「ん？」
空「そろそろ見廻りだから、行かないといけないんだけど……。」
不知火「ああ、すまない。じゃあな。(パタン)」
空「はあ、風は今何やってんだか。さて、行かないと。(立ち上がり白杖を持ち)」

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