たった一つの光

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たった一つの光 君が居るから、いつでも笑っていられる 元気の無い時、一緒に居る時を思い出す 笑顔の無い時、君はいつも抱き締めてくれる 重荷になってはいないだろうかと思う日々の中 君はいつでも、笑いながら『大丈夫』と言ってくれて そういう時、少しだけ、楽になっている私がいる 元気だった時の私はどこへ行ってしまったのだろう 今思うと、想像もつかない闇の中へ居るみたい 震えながら泣きじゃくる私を抱き寄せて 頬にキスをしてくれて安心しながら夢の中へ 君が居ない静かな部屋は まるで深い穴の中みたいで 心細く、君の暖かい腕が恋しくなる
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