魅惑のタイツと逃走もやし

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「あ、あんた! アタシのタイツをどこやったの!?」 「な、なん、なん、なんだと!?」 「聞こえてるんだからね! あなたが私のタイツを毎晩クンクンクンクンしている鼻息……まるで、まるでブタちゃんじゃないの!」 「は? な、何をいうんだい、ねぇちゃん! 俺は、おれは人間だ!」 「まあ、初めはアタシだって監視カメラをつけているだけにして、黙認していたのよ。やさしいお姉ちゃんですからね。でも、でも昨日……あなたがアタシのタイツを口に、くちに詰め込んで……」 「も、もふもふ!?」 「それで決心がついたの。は、恥ずかしいけど、弟がこれ以上ヘンタイ化するのを看過するのは、アタシとて本意じゃないわ!」 「……」 「さあ、返してちょうだい、アタシのタイツ!!」
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