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ここで忍太郎のメンタルも、同じくズタズタになったろう。
だらだらと流れ出す汗。
だらりと開かれた口。
両手で視界を覆い、現実を見ていない。
もう自殺しかねん勢いで後悔しているのは明らかだった。
今、彼の脳内には恥、後悔、絶望、タイツ、という名の虫がズルズルとはいずり回っていることだろう。
しかし残念なことに、彼の煩悩はここで終わらないようだ。
姉は先ほど、バッタン大きな音で倒れた。
「ちょっと、何してんの?」
それを母親が聞き付けたのだ!
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