運命の出会い

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「うん!お兄ちゃん、ほら!」 「俺はジェイス・アドレイヴだ・・・此処はラルルの森にある小屋の中だ」 兄、ジェイスも挨拶した。 「ラルルの森・・・この包帯・・・貴方達が助けてくれたの?」 リペアは立ち上がった時に腕に巻かれた包帯に気付き、ジェイスに聞いた。 「ああ・・・ところであんたは?」 「私はリペア・ローラル・・・助けてくれて有難う・・・ところで私が抱えてた六本の剣は?」 「抱えてた剣?ああ、それなら此処にあるぜ!」 ジェイスはテーブルの方を指差した。 「良かった・・・何処にも傷がない・・・」 彼女はすぐにテーブルの方を行き、剣の状態を確認した。 「大事そうにしてるけれど、とても貴重なものなんですか?」 マリルが聞いた。 「ええ、ローラル王家に伝わる家宝、エレメントの遺産なの」 リペアは微笑んで言った。
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