運命の出会い

2/12

64人が本棚に入れています
本棚に追加
/572ページ
フォルガーデンにある、水のベールに包まれた美しい街、王都アクアランド。そこに不穏な動きが発生していた。 「お父様・・・大変です!城下が・・・!」 アクアランドの現王の一人娘で次期国王の姫君、リペア・ローラルが父親の元に駆けて来た。 「リペアか・・・この城に居ては危険だろう・・・お前はこの城の地下に眠るエレメントの遺産を持ってアルフと一緒に外へ逃げなさい!」 「嫌です・・・!私も残ります・・・!」 「なりません、リペア様!此処から逃げましょう!」 兵の一人、アルフ・フェオードが現れ、リペアを王の間から連れ出した。 「お父様・・・!お父様-!!」 二人は地下へ向かった。 「離してアルフ!私はお父様のお側に・・・!」 「しっかりして下さい!貴女様は次期国王となるお方です!お父上の事も察して下さい!」 アルフは強い口調で言った。
/572ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加