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≪カンカンカン・・・≫
村の方から鐘の音が聞こえた。
「村の警鐘だ!ココナツ村で何かあったんだ!」
三人は村の様子が眺める事の出来るツリーハウスの方に移動した。
「何だあの黒いのは!?」
「近くに黒龍が飛んでるよ!」
ジェイスとマリルは目の前で起きている現象に息を飲んだ。
「あれは私の故郷でも発生しました・・・貴方達の村でも起きていると言う事は、貴方達はこの剣、エレメントの遺産に選ばれた可能性があります・・・お願いです!私に力を貸して下さい!」
リペアの言葉に兄妹は顔を見合わせた。
「・・・どうすれば良い?」
ジェイスが呟いた。
「えっ・・・?」
リペアは聞き返した。
「この剣を扱うにはどうすれば良いんだ?」
「一つずつ手に取って下さい!そうすれば剣の方が答えてくれるから!」
リペアは大声で言った。
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