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その日の午前中は、休み時間の度に、クラスの女子が彼女に声をかけていた。
そして、今は昼休み。
「まだ、俺たちの出番は なさそうだなぁ~っ」
と残念そうに、拓人が言う。
「そうだね。もう少し、落ち着いたら 僕達も 挨拶しに行こうよっ」
と優生が答える。
「俺は…もう、挨拶…したから」
「マジ!? まぁ、誠は隣だもんなっ。羨ましい奴っ」
と、拓人が言う。
「何、言ってんだよ。拓は他の学校に 彼女いるじゃんか!」
俺は、呆れがちに言う。
「それは、そうなんだけどさ。理央ちゃん、スゲー、 カワイイくねっ?」
「確かにっ。カワイイよね!でも、僕は遥ちゃんが1番だけどっ」
「なっ!カワイイよな~。彼女が同じ学校ってのも イイよなぁ」
全く、拓人は本気で言ってんのか…?
イマイチ、わかんねーな。
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