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「あっ!ねぇ、何かコッチ見てるよっ」
優生の声に、我に返る。
「おっ!本当だっ!ようやく俺たちの出番だなっ!」
「遥ちゃんも居るし、向こう言って話ししようよ」
そう言いながら、拓人と優生は歩いて行ってしまう。
「マコは?どうする?」
「ん~。…俺は…イイ」
「そっか。 じゃあ俺も行ってくるけど…」
「…うん」
俺も、彼女の居る方へと向かう。
俺の事、覚えているだろうか? 覚えていないだろうか?
(恥ずかしいから、川原で会った事は 言わないでおこう…)
そう決めて、複雑な気持ちで歩いて行った。
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