第一話
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段ボールの中に残された少し大きめの箱、丁寧にラッピングされていて渚はそれを恐る恐る箱から出す 「引っ越しの挨拶って、」 面倒、という言葉を飲み込み箱を持って家を出る。 アパートの角部屋な為、挨拶は隣の部屋だけでいいだろうと思いながらインターホンを押す ーーピンポーン 少し音がずれているチャイムを聞きながら扉が鳴るのを待つ
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