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しかし周りを見回してみても、どうにも出口らしきものは見えない。
「どうするかな~…よし!ぶっ壊す♪」
出口がないなら作りゃあ良いんじゃん。
「わぁあ💦ちょっ、それだけは勘弁して!マジで」
誰?
思わず俺は首をかしげた。
いきなり現れて、わたわたしながら、俺が掴んでいたリボン?を引ったくった天使コスの男の子が、リボン?の無事を確認して溜め息を吐く。
「危なかった~…セーフ。切れてな~い…」
どっかの髭剃りメーカーの常套句か!
「違うよ!?髭剃りのお世話になったことないもん!」
「えっ?」
イマコノコ、ボクノココロノコエニハンノウシマシタカ?
「したよ?って言うか、何で片言なの?心の声なのに」
「いや、何で!?何で、心の声に反応すんのさ。」
まさか、この天使コスの少年が神様だとか言うんじゃないだろうな。
「そうだよ~」
「でぇえ!?って、んなわけあるかい!!」
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