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(しかし、日本刀、青竜刀、クレイモア、バスターソード、棍棒、長槍、ランス、ハンマー、大鎌まだあるか? ふふ、兄さんとの生活を思い出すな)
和矢は思わずに、思い出し笑いをしてしまった。
(こんな骨の群れ相手等、あの頃に比べれば手緩いな)
和矢の動きと思考は加速していく、早く、速く、より速く、武器の一振りでスケルトンを沈めていく。
「俺は、まだ死ぬわけにはいかない」
「綺麗」
少女は少年の戦い方を見て、思わず呟いてしまった。少年の戦い方には美しさがあった。完成された宝石のように、しかし抜き身の刀のような鋭さもある。この二つが自然に混じりあっているような感覚があった。
「凄まじいね」
「はい」
少年は近くのスケルトンを切り捨て、他のスケルトンの攻撃を全て捌き、あるいは避け、そしてまた近くにいる数体のスケルトンを切り刻んでいく。
だが数が多すぎる。少年のいないことからスケルトンの群れは他の学生達にに向かい進行してくる。
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