第一運命 運命を視る者

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 (あんな夢を視たという事は近々俺の生活は……)  今日、学校で視た夢について思考していた時だ。  世界に変化があった。  具体的に言えば自分の身体が蒼く煌めき薄くなっていく。  「な、ちょっと、待て。この感覚どこ…」  そこで和矢の意識は途絶えた。  「………っ、たっく何処だよ此処」  次に目を覚ました時には、見覚えの無い広い空間だった。  長さ的には大体学校のクラスの壁をぶち破り一つのフロアにしたら、こんな感じになるだろうか?  (いや、それ以上広いな)  そんな広い空間には、和矢以外の人影もちらほら見えた。  数にして二百人はいるだろうが、今いる場所がかなり広い為、余り人数がいるようには見えなかった。年代は一緒くらいで、学生服や私服、パジャマ姿の奴すらいる程である。  (なんか似たような話を今日したな)  ある奴等の会話が聞こえてくる。  「なぁ、これもしかして神隠しなんじゃねえのか?」  「嘘だろ?洒落になんねよ」  (同じ事を考えてる奴もいるのか……にしてもこれだけ広くて出口も無し、オマケに所々血の跡とはな)  そう黙考してるうちにも人が増えていく。  (成る程な、あの蒼い光がすると人が出てくるのか)  蒼い燐光がする度々に人が増えていく。
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