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となると彼は第一部隊に助けを乞うだろう
来るのはイクスあたりか
……いや、イクスは却下。
仲間想いの子だから超任務モード+αくらいの勢いで来そうで怖い
我が弟ながら恐ろしい
「……であるからして、贄として捧げられることを誇りに思いなさい」
どうやら長い前置きは終わったようだ
それと同時に大きい気配がこちらに向かってくるのを感じた
「……最悪。」
現れたのはアマテラス
よりによってウロボロス系統…しかも第一種接触禁忌アラガミが来てしまった
「……おお、女神が御光臨なさった!」
いやいや馬鹿?
あのデカブツが女神に見えるの?
頭のところの女性像以外どうみても化け物じみてるでしょう
触手みたいな足とか
…………誰だ今触手プレイなんて言ったのは。
全身の曲がるところを倍に増やすぞ。
「貴方達逃げなさい!あれは人間の区別なんてつかない、死にたいの!?」
「女神よ!この娘を捧げます、どうか怒りを鎮めたまえ」
だめだこいつら
ただの馬鹿じゃない、超絶馬鹿だった!
「貴女、私のポケットに入ってるものを出して」
「え…うん。これ?」
女の子に頼んで出してもらったのは特殊な機械
博士の試作品だ
対アラガミ用ではなく、一般人の保護を目的とした道具
上手くいけばアラガミから存在を隠す事ができる
「緑のボタンを押して、手放さないで大事に持ってて」
女の子は頷き言われた通りにした
よかった、上手く機能しているようだ。さすが博士。
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