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次の日。
唯と翔汰君がお見舞いに来てくれた。
唯は、高校から仲良くなった初めての友達。
小中は、地元の学校に通ってたけど、高校は病院の近くにしたから、知り合いがいなかった。
そこで、声を掛けてくれたのが唯こと倉田唯。
「ねぇ、どこ中?」
「あたし…??光が丘中だよ…。」
「そうなんだ、じゃあ電車?」
「あ、うん。」
「一緒に帰ろうよ!」
唯との最初の出会いはそんな感じで、電車の中で自分が体が弱いって話したんだっけ。
唯は、あたしのこと理解してくれてそれがすごく嬉しかったのを覚えている。
翔汰君は唯の彼氏で、クラスメイト。
性格は真反対なのに、意外とお似合いのカップル。
クールで頭良くて、いつも勉強教えてもらってる。
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