出会い

3/7
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
来たよ・・・。愛美華が・・・。 ほらほら母さん達が必死に謝ってんだから許してやれよ。 「サド。」 「何か云ったかしら!?」 あーこわーい。(棒読み) 「何にも云ってねえよ。馬鹿。」 愛美華は馬鹿って云うと怒るんだよなあ。 「私は馬鹿じゃないわ!!馬鹿なのは右弛汰の方でしょう!?」 ほらな。怒った。 「そうだな。だから私立高校に行けるんだよな。公立高校の俺とは大違いだな。俺、傷ついたな・・・。」 こう云うと愛美華は焦るんだ。 「ごめんなさい・・・私、そんなつもりで云ったんじゃないのっ・・・私の大好きな弟くんっ・・・お願いだから怒らないで??」 「怒ってねえよ。」 「ほんとう??」 母さんと一緒で上目使いで云ってくるんだ。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!