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そして10月3日。
長男誕生。
命名『のぶとし』
主人は自分の名前から1字つけたがっていたので、こうなった。
主人は
「ありがとう。」
と言ってくれた。
1週間後に退院したが、私の親との紆余曲折があり、のぶとしを連れて帰って来れたのは、さらに遅い1ヶ月後のことだった。
久しぶりのレティはしっぽが千切れんばかりに振りまくって私を歓迎してくれた。
「ただいま~。いい子にしてた?レティ。」
レティは私の顔を舐めようとしたが、すぐに躊躇した。
私の腕の中にいる、レティにとって未知の生き物がいたからだ。
「レティ。この子が『のぶとし』だよ。今日から一緒だから、よろしくね。」
「くぅん?」
レティはしっぽを振っていた。
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