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私たちはかなり焦っていた。
その日は平日で暇だったので私は店を主人に任せてレティを探し回った。
だが、懸命の探索にも関わらず見つからない。
結局、レティが帰って来たのは夕方だった。
レティは店のガラスドアの前で一生懸命しっぽを振っていた。
「レティ!!!」
私はレティを家に入れると抱き締めた。
「レティ!何処に行ってたの。心配したんだよ。」
レティはしっぽを振っているばかり。
「ん?」
私はレティを見た。
気のせいか、レティが満足しているように見えた。
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