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「どうしよう、ねえ、どうしよう。」
私はおろおろと主人に聞くばかり。
何しろ犬を飼うのも初めてな上に、犬の出産なんて。
でも避妊手術をしてあげなかったこっちが悪いのだから仕方がない。
「とにかく、出産できる場所を作ろう。ここじゃダメだ。」
さっそく近くのスーパーまで行って手頃な大きさの段ボール箱を貰ってきた。
その中に毛布を敷いてやった。
とりあえず、レティをその中に慣れさせ、段ボール箱は主人の寝る部屋に置いた。
子供たちは何が起きるのかわからす、じっと見ていた。
「レティが平日か休みに生んでくれればなあ。」
だが、しかし――――
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