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それから1時間後、もう1度主人が見に行った。
なんとその時レティが3匹目を産み落としていたのだ。
今回も巧く羊膜が破れなかったらしく、主人が慌てて破いてやった。
仔犬は無事だった。
側で見ていた子供たちは初めて見た生命の誕生に大喜びだったようだ。
レティも生まれた最後の子供を一生懸命舐めている。
仔犬は子供の握った手ぐらいの大きさだった。
私も主人に言われて急いで見に行った。
私が見た時はもうレティに全身を舐められて綺麗になっていた。
「レティ……。よく頑張ったね。でも前の2匹はごめんね。」
レティは出産の疲れか、仔犬に初乳を与えながらじっとしていた。
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