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もうその頃になるとクーハンから自由に飛び出して部屋の中で遊び回った。
まだ仔犬のちっぽは何が良くて何が悪いのかわからない。
レティなりに躾をしているようだが、ちっぽは怒られているときはしゅんとしていてもすぐに忘れてしまい、遊び回るという事を繰り返していた。
ちっぽは娘によくなついていた。
昼間、保育園に行っている息子よりは1日中家にいる娘といる方が多いからだろう。
娘もおとなしいレティよりは一緒にはしゃぎ回るちっぽが楽しいらしい。
前にも述べたが、娘はとんでもなくお転婆だった。
娘はちっぽと一緒にいたずらしては私やレティを困らせているのだ。
ちっぽが娘といたずらするたびにレティは申し訳ないような顔をするのだった。
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