後継ぎ

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レティが主人について結構水深の深いところへ行っても 息子と娘が座って遊べる辺りにいても ちっぽは水が怖いらしい。 娘が砂地を走ってちっぽとおいかけっこをしている。 「こっちだよ―、ちっぽー!」 「さあ、こっちにおいで!」 子供たちがちっぽを呼ぶ。 だが、ちっぽはキュンキュン鳴いて子供たちを見ている。 子供たちとちっぽの間は数センチしか離れていない。 何してるんだろうと思って見るとちっぽの足元に水が流れていた。 それも歩いて行けるぐらいの水嵩だ。 ちっぽはそれが怖くて子供たちのところへ行けないのだ。 .
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