115人が本棚に入れています
本棚に追加
レティが主人について結構水深の深いところへ行っても
息子と娘が座って遊べる辺りにいても
ちっぽは水が怖いらしい。
娘が砂地を走ってちっぽとおいかけっこをしている。
「こっちだよ―、ちっぽー!」
「さあ、こっちにおいで!」
子供たちがちっぽを呼ぶ。
だが、ちっぽはキュンキュン鳴いて子供たちを見ている。
子供たちとちっぽの間は数センチしか離れていない。
何してるんだろうと思って見るとちっぽの足元に水が流れていた。
それも歩いて行けるぐらいの水嵩だ。
ちっぽはそれが怖くて子供たちのところへ行けないのだ。
.
最初のコメントを投稿しよう!