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その吉野さんをレティが死ぬまで怯えてしまう出来事が、この日起こった。
主人は可愛いレティの御披露目のつもりで吉野さんの家に連れていった。
「としあき、何で新聞紙なんて巻いてるんだ?」
新聞紙を腰に巻いている主人を見て、吉野さんは怪訝そうに尋ねた。
「ああ、これか。実はな……」
主人は巻き付けていた新聞紙を外した。
主人のズボンの腰周りはすっかり濡れていた。
それを見た吉野さんは慌て言った。
「お、お前。小便漏らしたのか~?」
「違っ!馬鹿…!」
主人も慌て言う。
「これはレティだ!さっきレティが俺の膝に乗ってきてオシッコしてったんだ!」
私に抱かれているレティは悪びれもせずに一生懸命シッポを振っていた。
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