愛しのレティ

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ガン細胞と言ってもまだ豆粒大の大きさで、しかも良性なのですぐに手術で取ることが出来るとお医者さんは言った。 主人と私は安心してレティを預けた。 その日のうちに手術するので明日迎えに行くことになった。 家に帰ると子供たちとちっぽが心配そうな顔をして出迎えた。 主人がレティのことを告げて安心するように言うと、子供たちはようやく笑顔を見せた。 その夜、 ちっぽは初めてレティ母さんのいない夜を過ごした。 心なしか少し寂しく見えた。 .
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