愛しのレティ

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レティは足腰がすっかり弱ってきた。 散歩から帰っても家の階段が上がれなくなった。 私たちはレティを抱っこして階段の登り降りをしてあげていた。 家でもほとんどレティは休んでばかりいた。 反対にちっぽは娘とはしゃぎ回っている。 そんな様子をレティは大人しく見守っているようだった。 そして夜になると甘えてくるちっぽを包むように懐に入れて眠る。 「レティはお母さんなんだね。」 私は呟いた。 .
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