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中に入ると、そこには一人分の椅子と一人分の食料が揃えられていたのさ。
もちろん、それをすべて用意してくれたのは、弥四郎の母だけ
ど。ま、その事はおいといて。弥四郎は、一人のんびりと椅子に座り込んで説明書を読んでいるん
だ。
「なるほど、ここで操作するん
だ」
どうやら、説明書見ただけでわかったようだね。さすがは天才。って褒めてる場合じゃなかった。
彼は、ロボットのように操縦桿を捻って、周りの景色を動かし
た。
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