第一章 タイムマシーンに乗って

10/18
前へ
/80ページ
次へ
「だからって、無線を使って、俺の名前を大きな声で叫ぶなよ な」  そう言って、弥四郎は、美理亜が持っている無線を指さした。 「あら、これも日常生活で必要なモノとして認定されたって、財津君が言ってたけど」  またあいつか。その名前を聞いて弥四郎は思わずため息をつい た。  財津徳郎、いつも学年トップの成績を誇る優等生だ。到底、弥四郎に適う相手ではない。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加