第一章 タイムマシーンに乗って
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「だからって、無線を使って、俺の名前を大きな声で叫ぶなよ な」 そう言って、弥四郎は、美理亜が持っている無線を指さした。 「あら、これも日常生活で必要なモノとして認定されたって、財津君が言ってたけど」 またあいつか。その名前を聞いて弥四郎は思わずため息をつい た。 財津徳郎、いつも学年トップの成績を誇る優等生だ。到底、弥四郎に適う相手ではない。
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