悠生と本

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――――悠生は本を閉じました。 息子の悠大はスヤスヤと寝息をたて始めています。 「悠大、ものは大切にするんだぞ」 父親になった悠生は、優しく静かに呟いて部屋を出ました。 まん丸な月の明かりが悠大の寝顔を照らしていました。
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