一回転

3/6
2685人が本棚に入れています
本棚に追加
/408ページ
隼君こと内藤隼君は、あの有名な新撰組の土方歳三の生まれ変わりであり。 私が……お付き合いしている人、でもある。 ……いわゆる彼氏。 付き合い始めてから、こうして待ち合わせて一緒に登校したりしていた。 それにしても。 と、私の手を引いて隣を歩く隼君をちらっと見る。 「なぁ、俺や爽達の他の生まれ変わりには気付いたか?」 隼君、制服似合うなぁ。 「……あ、ううん。そうかも、とは思うけど、確信はないんだもん」 名前や顔が似てる人は見つけても 貴方は生まれ変わりですか? って訊く勇気は……流石にない。 こんな事を話しながら、私達は学校へと歩いていった。
/408ページ

最初のコメントを投稿しよう!